交通事故の慰謝料について考える

交通事故の慰謝料について考える

交通事故において、慰謝料の金額が左右される要因のひとつに後遺症害等級があります。これは、弁護士等が決定するのではなく、医療機関が決定します。この後遺症害等級は、1級でも違いが発生すると、100万〜1000万円の金額差が生じます。

このことから、安心できる医療機関で適切なる後遺障害等級の認定が不可欠となっています。ただし、この後遺障害等級の認定は、被害者の4%程度というデータがあります。他の96%の交通事故における被害者に対しては等級認定は受けられていません。

このため、慰謝料などの損害賠償額が低くなってしまいますので、認定を受けてもらってない被害者に対して弁護士は依頼を遠慮してもらうことも多くあります。被害者本人がずっと頭が痛いといっても、MRI検査等の精密検査で異常が見られなかった場合は、後遺障害等級をもらうことはできません。

これは医師の責任でもなければ、誰の責任でもありません。このような現状から、後遺障害等級を認定してもらえなかった被害者は、弁護士も遠慮してしまっていますので、希望通りの慰謝料ももらえなくなってしまうケースがあります。

しかし、医療機関で等級を認定されなくても、被害者の後遺症は立証さえできればそれなりの損害賠償を得ることが可能となります。そのために、最初に医療機関で後遺症害等級が認定されなくても、そこで諦めずに、様々な代理人に相談することも被害者にとっては非常に重要なことだと言えます。

このように後遺障害等級の認定というのは、損害賠償請求を行うにあたってとても重要な書類であり、いかに交通事故解決にも大事ということがわかります。


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