意匠の類似の判断基準を知っておこう

意匠の類似の判断基準を知っておこう

意匠とは、簡単に言えば「デザイン」のことです。他人の登録意匠を勝手に利用することは、当然ながら意匠権の侵害になりますが、類似した意匠を使うだけでも、意匠権の侵害になります。
このとき問題になるのが、何処から何処までが類似と判断されるのかという点です。あからさまにコピーしたようなものは別として、似ている似ていないは個人の感性でも違って来ます。

一応、意匠の類似の判断基準としては、特許庁意匠課意匠審査部から以下のような基準が示されています。

1、見えやすい部分は、相対的に影響が大きい。
2、ありふれた形態の部分は、相対的に影響が小さい。
3、大きさの違いは、当該意匠の属する分野において常識的な範囲内のものであれば、ほとんど影響を与えない。
4、材質の違いは、外観上の特徴として表れなければ、ほとんど影響を与えない。
5、色彩のみの違いは、形状又は模様の差異に比して、ほとんど影響を与えない。

簡単に類似の審査基準を説明しますと、特徴的な部分が似てる場合には特にダメ、ありふれた部分が似通ってても大丈夫、大きさが違うだけではダメ、材質が違うだけではダメ、色を変えただけでもダメ、ということです。

最終的な類似かどうかの判断は、特許庁か裁判所が行います。腕の良い弁理士や弁護士がいますと、多少なり意匠権を取りやすくなったり、裁判に勝ちやすくなったりします。登録意匠は星の数ほど存在しますので、わざと盗用したわけじゃなくても、偶然似通ってしまうことも多々ありますので、ご注意ください。


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