意匠の審査基準を知っていますか?

意匠の審査基準を知っていますか?

意匠とは、簡単にいえば「デザイン」のことで、意匠には意匠法により意匠権が認められています。作成した意匠を特許庁へ出願することによって、この意匠権を登録して貰うことができるんです。しかし、意匠の登録には審査基準があり、どんな意匠でもとにかく申し込めば登録できるというものではありません。

意匠の審査基準の第一は、工業上の利用性があることです。たとえば、工場で大量生産などが可能な意匠でなければなりません。そうでない場合、いわゆる美術的な意匠の場合は、意匠権を登録することは出来ません。ただし、著作権はあります。

審査基準の第二は、新規性があげられます。新しい意匠でなければ登録できません。すでに周りに知られているような意匠や、誰も登録してないだけで誰でも知ってるような意匠では登録することが出来ません。たとえば、ただのリンゴのマークを登録することは出来ません。色や文字などをつけてデザインとすれば可能ではあります。

審査基準の第三に、創作非容易性があげられます。すでに存在する意匠を、ちょっと手を加えただけや二つ組み合わせただけなどのデザインでは、意匠登録が出来ません。機能確保のための形状の場合は、それは意匠ではなく機能的な問題のデザインですので、意匠法の趣旨に反し、意匠登録できません。

他にも、公序良俗に反する意匠は登録できません。誤認惹起に相当する場合もダメです。誤認を起こさせやすいようなデザインも登録されません。


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