国際的に商標を利用したい時は?

国際的に商標を利用したい時は?

普通の商標登録では、日本国内でしかその権利が保護されません。
海外でもその商標を利用したい場合には、マドリッド協定議定書に基づく国際登録する必要があります。

そもそもマドリッド協定議定書ってなんなのかと言いますと、商標を国際的により迅速に簡単に保護できるように結ばれた国際条約のことです。1989年にマドリッドで採決されたため、マドリッド協定議定書と呼ばれます。
マドリッド協定議定書が実際に発効されたのは1995年の12月、実際に運用が開始されたのは1996年の4月からでした。日本がこの協定に加盟したのは2000年で、現在では70カ国以上の国が、マドリッド協定議定書に加盟しています。

つまり、マドリッド協定議定書に基づく国際登録を行うことで、この70カ国以上の国に置いても、登録した商標の権利が保護されます。加盟国であれば、そのすべての国に対して登録することも可能ですし、いくつか指定して登録することも出来ます。ただし、「自国」だけは指定できませんので、国内は国内の登録が必要です。

世界知的所有権機関がこの権利の保護、管理を行いますが、日本では日本の特許庁から間接的に国際出願することが出来ます。また、世界知的所有権機関が定める願書の様式などは、特許庁の公式ページよりダウンロードすることが出来ます。

マドリッド協定議定書に基づく国際登録以外には、各国の特許庁などへ直接国際出願することも可能です。ただし、その手続きは現地の言語でしなければなりませんし、10の国に登録したければ、10回手続きをしなければなりません。


「商標を知っておこう」記事メニュー

「弁理士」カテゴリメニュー

QLOOKアクセス解析