米国特許庁が他と違うところは?

米国特許庁が他と違うところは?

米国特許庁とは、正式には米国特許商標庁と言います。
元々英語なので正式というのもヘンな話ですが、米国特許庁では、特許以外にも商標の権利も管轄しています。ちなみに、日本の特許庁は、特許商標庁とは言いませんが、商標も管理しています。

正式名称は、The United States Patent and Trademark Office、頭文字を取ってUSPTOやPTOと省略して呼ばれることもあります。アメリカ合衆国連邦政府の商務省の機関です。米国特許庁の本庁舎は、バージニア州アレクサンドリアにあります。日本でもそうですが、アメリカにおいても最近は特許の出願が増大していますので、米国特許庁の職員数は1万人以上います。

アメリカの特許制度は、米国特許法に基づいて管理されます。そして、アメリカの特許庁では、日本や欧州特許庁の「先願主義」と違い、「先発明主義」を取っています。

この違いを簡単に説明しますと、日本の場合は、先に発明したのが誰であっても、先に特許を出願した人間が優先されますが、アメリカの場合は、先に発明したと証明できれば、後から出願しても特許権を得ることが出来ます。

一見しますと、先に発明した方が優先されるアメリカ式の方が良さそうな気がしますが、一旦、特許が与えられたあとに別の発明者が自分の方が早く発明していた、と現れて特許の移動などが行われますと社会的に迷惑ですし、その証明なども大変です。近年ではアメリカでも、先発明主義から先願主義へ切り替えるように特許法の改正が審議されています。


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