キャッシュフロー計算書を理解する

キャッシュフロー計算書を理解する

キャッシュフロー(計算書)という言葉を良く耳にするようになりました。キャッシュフロー経営とも言われます。会社経営において最も重要なものはもちろん利益ですが、単純に目の前の損益だけを見て経営をしているととんでもない目に会うことがあります。損益額だけからではわからないキャッシュ(=現金)のフロー(流れ)の管理をしっかりとして初めて健全な会社経営が成り立ちます。
例を挙げて見てみましょう。

1000円の商品が売れたとします。仕入れ値が800円なら損益計算上では差し引き200円の儲けとなります。相手が一般消費者だけを相手にしていればそれで済みますが、そうでない取引では現金が手に入るまでにタイムラグがあります。約束手形での入金ともなれば現金が手に入るまでに2〜3ヶ月、あるいは半年先になる場合さえあります。
それを無視して手に入った200円の儲けを使ってしまう様なことをくり返していると、やがて利益は上がっていても現金が無く、資金繰りがうまくいかなくなってしまい最悪の場合は倒産してしまいます。

損益計算書からでは掴めないこうした実際の現金や当座預金、普通預金など、すべてのキャッシュの動きを見ることがキャッシュフローなのです。注意すべきは満期までが3ヶ月を超えるような定期預金などは流動性が低い(すぐに現金とならない)ためにキャッシュとは見なされません。

またキャッシュフローも単眼的に見ていては十分に会社の現状を把握できません。既に最悪の状況を脱して上昇に転じている会社と、未だ苦境を乗り切れないでいる会社とで差の無いように見えることは往々にしてあるものです。
そのためキャッシュフローでは

  ●営業活動のキャッシュフロー計算書
  ●投資活動のキャッシュフロー計算書
  ●財務活動のキャッシュフロー計算書

の3点に分けてキャッシュの流れを分析するようになっています。


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