減損会計の概要を覚えておこう!

減損会計の概要を覚えておこう!

減損会計とは企業が所有する固定資産の収益性が著しく低下して、投資した額の回収が見込めなくなった場合に、簿価から下がった資産の価値を実勢価格に修正し、その差額を損失として計上することです。

わかりやすい例としてバブル期に取得した土地や建物の資産価値が簿価よりも大幅に下落したり、最近では世界的な不況のあおりを受けて株式市場が急落したことで、企業は相次いで株式評価の減損を発表しています。

例えばここに、企業が100億円で取得した土地があったとして、そのまま100億円の資産として計上し続けたらどうでしょう。土地の価格は常に変動しています。特に先に例に挙げたバブル崩壊に伴う土地価格の暴落などがあっては100億円で取得した土地の実勢価格が30億や10億に下落したなどと言うことも実際にありました。

実際には10億円の価値しかない土地をいつまでも購入価格の100億円で計上すれば、たいした資産は持っていないにもかかわらず、資産が多い=資本までが多い、と見られます。
このような状態は、いざ土地を売却知る段階になればすぐにバレてしまいます。そこで「実際に売却しても価値が無いようなものは、持ち続けていても価値が無いものと見なす」という発想で生まれたのが減損会計というわけです。

損会計の対象となるのは土地や建物に限りません。稼働率が低下した工場やゴルフ場、福利厚生施設などの有形固定資産はもちろんのこと、借地権やいわゆる「のれん代」などの無形固定資産にいたるまで幅広く対象とされます。


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