簡易簿記のメリットとデメリット

簡易簿記のメリットとデメリット

確定申告の関係などから、帳簿の付け方として複式簿記と簡易簿記の2種類があるということをご存知の方は比較的多いと思います。では複式簿記と簡易簿記では具体的にどう違うのかと聞かれると、これはなかなか一言では説明しづらいことです。

複式簿記ではお金を「現金」と「預金」に分けて帳簿に記載する必要があり、各々の残高に至るまで、入って来たお金と出て行ったお金に分けて逐一記入する必要があります。
複式簿記の優れた点は全てのお金の出入りを記載していくので、お金の流れを時系列的に整然と把握することが可能です。お金の出入りが発生する度に帳簿をつけるので発生主義と呼ばれます。

では一方、簡易簿記ではどうでしょうか?
簡易簿記は「入って来たお金」と「出て行ったお金」を単に計算していくだけのことです。収入と経費に関しては記録しますが、資産や負債と言った項目に関しては、損益計算書の作正上必要な場合しか記録しません。言わば現金主義ということになります。
簡易簿記では「現金」「預金」と分けて(仕訳)記載する必要はありませんから、帳簿の付け方自体は簡便ですが後々になってから各取引の細かい流れを再現することは事実上不可能です。

記帳が簡単であれば誰しも簡易簿記を選びそうですが、皆さんご存知の通り確定申告においては、青色申告の際には複式簿記をつけることで特別控除が65万円となる大きなメリットがあります。
簡易簿記でも青色申告は可能ですが控除額は10万円となってしまいます。


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