所得税に関する脱税の摘発例

所得税に関する脱税の摘発例

所得税に関する脱税の方法も様々なものが報告されており、しかも最近の摘発例ではどれも非常に手の込んだスキームとなっており、簡単に説明されただけでは理解できないほどの行程を経るものもあります。

一方では経費の水増しなどの古典的と言われる方法も相変わらず多く摘発されています。
最初から所得そのものがなかったようにする場合等もあり、2006年に起ったある芸能界のタレントの事件ではギャラを簿外口座に振り込ませ、その口座に振り込まれた金額に関してはもともと所得がなかったものとして本来の帳簿と分けるという手口が発覚し、訴えられたばかりでなく世間からも大変な非難を浴びました。

また冒頭で言った手の込んだ方法の例としては、マネーロンダリング(資金洗浄)によるものが有名です。
これは脱税以外でも犯罪等で得た資金を外国の銀行口座などを転々と移動させ、資金の出所や受益者等を分からなくしてしまった上で再び日本の個人名の口座まで回してくると言う方法で、回って帰って来たお金はロンダリング(洗浄)されているというわけです。

この場合以前説明したタックスヘイブン(租税回避地)などのルートを経ることで、いよいよ出所は掴めなくなり、元々が所得税の脱税による資金だと判別するには大変な時間と労力がかかります。
なおこうしたマネーロンダリング等による弊害を受け2003年には金融機関においての本人確認法が施行されることになります。これにより銀行の口座の開設時には身元を証明する書類が必要となりました。


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