寡婦控除と寡夫控除の違いは?

寡婦控除と寡夫控除の違いは?

夫に先立たれた、あるいは離婚して子供がいる。このような状況にある人(寡婦)を援助する税制上の控除があります。それが寡婦控除です。また妻に先立たれて子供と共に残された男性(寡夫)に対する控除もあります。詳しく見てみましょう。
まず寡婦控除では次の項目を満たす場合、控除の対象となります。

●夫と死別、または離婚後再婚をしていない場合、あるいは夫の生死が明らかでない場合。
  なおかつ扶養親族や生計を一にする子供がいて、その子供の総所得金額が38万円以下の場合。
●夫と死別、または離婚後再婚をしていない場合、あるいは夫の生死が明らかでない場合。
  なおかつ総所得金額が500万円以下の場合。

以上の場合27万円が控除できます。また後者のケースで子供の扶養親族がいる場合にはさらに8万円を加算して控除されます。これは 母子家庭の母親を援助する目的で設けられており、「特定の寡婦」と呼ばれます。

一方寡夫控除についても触れましょう。

●妻と死別、または離婚後再婚をしていない場合、あるいは夫の生死が明らかでない場合。なおかつ総所得金額が500万円以下である場合で生計を一にする親族である子供がいる場合。その子供の総所得金額は38万円以下の場合に限られ、他の人の控除対象配偶者や扶養親族になっていない場合。

以上の場合27万円が控除できます。
子供を残して連れ合いに先立たれた場合、特に女性の場合では再就職もままならず、生活に困窮するケースが多くあります。昨今の経済不安の状況下ではなおさらです。寡婦控除は目立ちませんが、なくてはならない制度の一つです。


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