事業譲渡で重要な価値評価の方法

事業譲渡で重要な価値評価の方法

事業譲渡における交渉では、営業権に関する価値評価が中心となります。買い手側では事業を譲り受けることによってどれほどの収益が見込めるのかと言う、具体的な価値を算定するわけです。事業譲渡の成功、失敗はこの価値評価が適切に行われているかどうかに大きく影響されますので非常に重要です。

以下に一般的な評価方法をあげてみました。
要点はどのような評価においても収益を基準として行われる点です。

一般的な営業権の価値評価方法

●営業の量を基準とする場合
この場合では顧客との契約一件につきいくらというような営業権を基に決定します。事業譲渡ではこの顧客契約一件あたりの利益が比較的容易に算出され、簡便法による計算でもかなり実際と相違ない正確な価値を求めることができる場合があります。こうした場合には当然交渉もスムーズに進めやすくなります。

●過去の損益を基準にする場合
この方法では過去2期分の平均の営業利益の5年分と言った具合に、過去の実績に基づいて価値評価を下します。

●予測されるキャッシュフローを元にする場合
将来的な予測キャッシュフローの現在においての価値から、事業全体の価値評価を求めようとする方法です。

このように事業譲渡における価値評価は何種類かがありますが、一概にどの方法が優れていると言うことはできません。規模や性質等によって柔軟に使い分ける必要があります。
ただしキャッシュフローを基に価値評価を下す方法は予想損益計算書、予備貸借対照表などの検討を行う手順上他の方法よりは問題点を見落とすリスクは少ないと言えるでしょう。


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