例を使って引当金を理解しよう!

例を使って引当金を理解しよう!

簿記などに縁のない方にとっては「引当金」という言葉からはなかなかイメージが湧きづらいと思います。というのも引当金に関しては、税務や実務からではうまく説明のできないからです。
ここでは引当金のごく簡単な例を使って説明してみましょう。

ある会社がある年1000万円の利益を上げたとします。費用は半分の500万円としましょう。
この企業は大規模な工場や設備を持っており、それらを2年に1度メンテナンスや修理をし、その費用が500万円かかるとします。この場合、利益1000万円−費用500万円=利益が500万円で、このように500万円の利益のある年は良いのですが、次の年には修理を擁するので、利益1000万円−費用500万円−修理500万円=利益が0円となり、利益のでない会社となってしまいます。

しかし修理を必要としない年には利益500万円が出ているわけですから1年ごとに企業としての評価が優良、不良と入れ替わってしまいます。そこで会計学の観点から修理の必要の無い年も次の年には修理費がかかってくることがあらかじめ分かっているので、そのための費用250万円を見積もって計上することにします。それが引当金にあたります。
この操作により会社は安定した優良な経営状態にあると継続的に評価されるようになります。

  ・ 設備の修理のない年   (修理費)250万円(修理引当金)250万円
  ・ 設備の修理の合った年  (修理費)250万円(現金)500万円  (修理引当金)250万円
と仕わけられ、どの年も利益250万円が確保されるというわけです。 例として引当金には、貸倒引当金、返品調整引当金などがあります。
なお、現在の税法上では廃止されているが、かつて認められていた引当金としては、製品保証等引当金、特別修繕引当金、賞与引当金、退職給与引当金がある。

いかがですか?引当金の考え方は理解できたでしょうか。引当金にはいくつかの種類があるのでひとつひとつ理解されることをおすすめします。


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