繰延資産ってどんな資産?

繰延資産ってどんな資産?

会社のプラスの要素、つまり資産には流動資産、固定資産、繰延資産があります。ここでは繰延資産を説明しましょう。

資産はプラスとなる財産ですから売却したり回収したりすればお金として所有できます。有価証券などもそうですし、現金や貯金などは文字通り財産です。一方、繰延資産はこうした換金価値がありません。売却し、お金として換えることができない、いわば異例なタイプの資産です。

また繰延資産とは支出に対する効果が1年以上に及ぶものを言います。例えば開業にかかった費用、開業費などは繰延資産です。開業費は最初に一度だけ掛かる費用ですが、その後もその支出の効果は持続し、会社がなくなるまで続きます。
逆に、交通費などは出発点から目的地に付いた時点で、それが電車であろうとバスであろうと支出効果は無くなってしまいます。こういう支出は繰延資産ではありません。

主な繰延資産としては今説明した「開業費」、法人を設立する際に支出した登記費用などの「創立費」、新製品や技術の開発のための試験・研究のための支出である「試験研究費」、新事業などを開始する際の支出「開発費」、新株を発行した際の支出「新株発行費」、社債を発行する際の支出「社債発行費」などがあります。

なお2005年の新会社法では繰延資産の限定した列挙は廃止され、計上する際は会計慣行に委ねられることになりました。また税務上では、上記のような商法で認められた支出の他、公共的施設の負担金なども含まれます。


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