棚卸資産の評価方法を知っていますか?

棚卸資産の評価方法を知っていますか?

棚卸資産とは平易な言い方をすれば在庫のことです。
会社が販売する目的で所有している商品や製品はもとより、原材料、仕掛品、半完成品、貯蔵品などの全てを指します。製造会社のみならず例えば不動産会社では土地や建物が、証券会社では様々な有価証券が棚卸資産ということになります。

棚卸資産は貸借対照表では「借方項目」のうちの「資産の部」の「流動資産」となります。管理会計面では不良在庫の増減などを判断するためにも必ず把握しておく必要があります。
棚卸資産が極端に多いことは経営上好ましいことではありません。
過剰な棚卸資産はキャッシュフロー(お金の流れ)にとってもマイナスとなります。逆に棚卸資産が減ればキャッシュフローは改善します。
また長期間に渡る場合には商品が陳腐化、劣化してしまい販売できなくなり、現金化不能となるケースもあります。

棚卸資産の評価基準として「原価法」と「低価法」があります。原価法では棚卸資産を取得時点の原価で評価しますが、低価法では取得原価と時価とを比較して、より低い方の価格で評価します。
低価法で、商品価値が取得時点よりも下がっている場合には損失計上しなければなりません。
なお2008年からは企業による評価方法の違いを無くし、国際的基準に会わせる目的で低価法のみが認められるようになりました。

棚卸資産の評価方法にはいくつかの種類がありますが、主なものとしては「先入先出法」「後入先出法」「平均法」「売価還元法」などがあります。いずれの方法を取るかによって利益の計上や棚卸資産の計上に違いが出てきます。


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