有価証券評価損はいつ発生するのでしょう。

有価証券評価損はいつ発生するのでしょう。

「有価証券評価損」を説明する前に、まずは「有価証券」そのものから復習してみましょう。
有価証券には多くの種類がありますが、証券取引法上の有価証券には、国の発行する国債、地方公共団体による地方債、企業が発行する株や社債券、投資法人の債券などが含まれます。

基本的に企業が有価証券を保有する理由は利息や売買による差額益を目的としています。
この点は個人が株や国債などを購入するのと何ら変わりはありません。 有価証券は価格変動が常に伴います。そのためこれを保有する企業では常に適切に有価証券の価値を評価しなければなりません。
期末時において売買目的の有価証券を保有している時には、その期末の時点での時価(市場価格)を基準に評価をし直します。時価は東京証券取引所などの公設の市場で公表されています。

このように保有する有価証券の時価を調べ、帳簿価額に評価替えすることを「時価法」とか「時価基準」などと呼びます。これに対するのは原価法と呼ばれる方法で、有価証券の時価には関わらず帳簿価額のまま据置くことです。

さてここまでご説明した手順を踏んだ上で初めて有価証券評価損(あるいは有価証券評価益)が分かります。保有する売買目的の有価証券を時価法により評価修正(評価替え)した場合に、帳簿価額より時価の方が低ければ有価証券評価損となります。逆に帳簿価額より時価が上回れば有価証券評価益となるわけです。
なお現行の会計制度では有価証券は時価で評価するのが原則となっています。


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