源泉所得税は予測に基づいた徴収

源泉所得税は予測に基づいた徴収

源泉所得税は、事実上は所得税と同じ物です。異なるのはその徴収の仕方です。
実は源泉徴収税はあからさまに言ってしまえば政府の資金繰りを安定させるために作られたシステムなのです。

本来は年間所得が確定した後に確定申告を経て納税するのが所得税のはずですが(実際にはまだ得ていない所得に課税するなんて少し変ですよね。)そうなると年度末後に徴税が集中し、政府の資金繰りが不安定となり混乱してしまうので、それを避ける目的でまだ確定していない給与、業務委託料、金利などに対して一定の税率をかけたものを毎月徴収することになったという訳です。

一応この制度はサラリーマンの立場から見ても、1年分の税金をまとめて払うことによるリスクと、あまりに高額になり対応できなくなる場合が生ずるという2つのリスクを軽減するという見方も成り立ちます。

さて、源泉所得税は予測に基づいた徴収ですから年間を通すと実際の給与などとはかなりの誤差が生じてしまいます。これら過不足分を調整するのが年末の年末調整、あるいは確定申告なのです。

なお、所得税控除として注意しなくてはならないケースとして、
  ・給与所得が2000万円を超える場合、
  ・高額な医療費(年間10万円以上もしくは合計所得の5%のうち、いずれか低い金額)を支払った場合、
  ・アルバイトなどの副収入が年間20万円を超える場合、
  ・2カ所以上の事業所から給与や賃金を得ている場合、

などは年末調整では対応できないため確定申告をする必要があります。


「税金の種類について」記事メニュー

QLOOKアクセス解析