公正証書遺言で相続に失敗しない!

公正証書遺言で相続に失敗しない!

自筆証書遺言と秘密証書遺言については内容を説明しましたが、ここでは遺言書の中でも最も良く利用される公正証書遺言について説明します。

公正証書遺言は自筆証書遺言の欠点を補う目的で利用されます。公正証書遺言ではまず遺言者が公証人の面前で遺言内容を述べ、公証人がそれを元に、遺言者の真意を組みつつ法的に矛盾のない文章に改め公正証書遺言として作成します。

自筆証書遺言など遺言の作成に関して素人である遺言者が単独で作成した遺言書の場合には往々にして法的な矛盾点などを含み、相続の際に紛争の元となりがちです。公正証書遺言ではあらかじめ遺言者が公証人に相談することによってそうした問題を廃除することが可能となります。

公正証書遺言の作成には2人の証人と手数料が必要となります。推定相続人などは証人になれませんが、適当な証人がいない場合には公証役場で紹介してもらうことも可能です。
公正証書遺言は遺言者の体力が弱っている場合や手や目が不自由な場合にも作成できるメリットがあります。署名することができない場合でも公証人が署名を代筆することが認められており、また公証人の方で遺言者宅や病院へ出向いて遺言書を作成することも可能です。

公正証書遺言の場合にはすでに公証人により法的な確認がされている内容となるため裁判所による検認も不要となり、相続の手続きがスピーディーに進められます。さらに原本が公証役場に保管されているため遺言書の隠匿や改ざんの恐れもなく、後の相続において最も安全な遺言書作成の方法であると言えます。


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