納税充当金を簡単に説明してみる

納税充当金を簡単に説明してみる

納税充当金とは簿記で言うところの「未払法人税等」に相当するものです。税引後の利益を出すために法人税などをいったん見積り計上し、そのなかから中間申告分を除いたものと言うことになります。

法人税の計算などを行う際には、通常税引後当期純利益を基準として算出するという手順になりますが、しかし法人税等の額は金額上の食い違い(差異)の原因となってしまいます。
こうした場合には必ず税務調整をしなければなりません。納税充当金とはその金額を収容するためにあらかじめ設定されるもので、税務調整にとって必要となる数字を補ってくれるのです。

実際の方法としては、税法上において損金とならない法人税、法人県民税、法人市町村民税などを利益処分として取ることで、申告書によって加算しなくても良くなります。

納税充当金はまた、会計上の科目名としては負債科目として、「未払法人税等」という科目を使うことが通常のやり方となっています。また損益計算書に計上される科目としてはこれとは違い「法人税、住民税および事業税」という科目を使うことになります。

昭和42年以前の古い商法においては、利益処分で納税充当金を計上すると言うことが行われていましたが、当時はこのやり方で良かったのですが、現在ではこの方法は商法会計上では不適法ということになってしまいます。

話がたいへん難しくなりましたが、一般的な認識としては「納税充当金=未払法人税等」と考えていてまず問題はないでしょう。


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