税金の役割を再認識する

税金の役割を再認識する

税金のことについては以前、税金の3つの基本原則「公平」「中立」「簡素」について説明しました。今回は税金の働きについて考えてみたいと思います。
まず税金が無くなるとすぐに次のような問題が発生してきます。

●火事になっても消防車が来ない。
●穴だらけの道が補修されない。
●ゴミの収集がされない。

このような私たちの日常生活に直結した問題ならば、税金の役割がすぐに分かります。しかし社会全般で見た場合、税金の果たしている役割はもっと多岐に渡っています。
主な役割としては、

●富の再分配
税金の支払は全ての人が同じと言うようにはなっていません。所得の多い人や財産の有る人には多くの税金を負担してもらい、逆に所得の少ない人には少額の税負担が課せられます。また税金によって社会保障をより強力な物にすることで、こうした所得の少ない人たちにも恩恵が行き渡るようになっています。

●景気の調整役
景気の良い時には国民の所得も増え、税収も増加します。一方不況の時期には税収は減少します。こうしたことで民間の需要を自動的に調節するということも税金の大切な役割の一つです。政府はこれを増税や減税と言う形で調整しています。

●経済政策を推し進める
例えば、租税特別措置法により特別償却や税金免除の税額控除あるいは早期償却を行ったり、軽減税率などを実施して減税措置をとることで経済政策を補充するという大切な役割があります。

●国内の産業を保護する
輸出や輸入を調整するために輸出に対する税率を下げたり、あるいは外国からの輸入に対しては関税率を上げたりして国内の産業を保護する働きもあります。


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